「はいさい♪」
などと言って元気よく入ってくるのに、その日は、薬局が混んでいたせ
いか静かに入ってきました。
投薬すると、調子が悪いらしい。
昔のムチウチ症の後遺症で首が痛いらしい。
あまり元気ではなかったが、しばらくいつものようにおしゃべりして、
患者さんも「またね」と。
私も、「無理しないで気をつけてくださいね。」
と声をかけて見送った。
その30分後、救急病院からTELが入り、今さっき いつものように
おしゃべりしていた、あの患者さんが心肺停止とのこと。
救急病院は、家族の連絡先が知りたいとのこと。
薬歴(医者から出された薬の記録のこと)に書いてあったTEL番号は
古くてつながらないさしい。
ショックでした・・・。
30分前までは、いつもといっしょだったのに・・・・。
4〜5日たったあと、この患者さんはマヒが残ったものの一命をとりと
めたのこと。 よかった〜・・・・。
薬剤師として働いてきて、初めての経験でした。
病院勤務とかだと、このような経験はよくあるのかもしれないけれど。
このとき、気がついたのですが、
「もしかしたら、私が最後に話した人になっていたかもしれない」
ということでした。
この日以来、精一杯 患者さんに集中して耳をかたむけ、誠心誠意
投薬することを心がけています。
誰もが、知らない相手でも、
「最後に話した人」
になりえるのですから、どんな人に接する時も
「一期一会」
を心がけたいですね。


